水島工業地帯の一番奥、薄っすらと茶色い海の底にケヤリムシの仲間?
今年は、海底の浚渫工事を行っているそうで、時々、超大型スコップ付きの台船を
見ます。
今日は工事してない様子なので、10分間だけ撮影。 節度をもって行動。
砂山(搬出する砂の置き場)近くの海底は砂とドロ、海面付近には沢山のクラゲ
通年、こんな感じの様です。夏はやはり透明度が落ちます。
所々に穴が開いているので、何か生物の痕跡でしょうか。また、時々、砂煙をあげて
逃げる魚がいます。ハゼか何かでしょうか?
海面付近は、クラゲの水族館 ↓
少し北側へ移動すると、海底でスズキがお出迎え
2匹いました。大昔から、スズキを1匹釣ったら「スズキは2匹いるから、もう1匹
狙え」とよく聞きました。釣り人の言い伝えみたいなもので根拠は不明です。
最近の若い人は、大きさに関係なくシーバスと呼ぶ様ですね。スズキは出世魚ですが
昔、うっかり「スズキ」と言うと、「いやハネじゃ」とか「こりゃセイゴじゃ」と
指摘されて面倒なので、やや大きくても謙遜気味に最初から「セイゴ」と言っておけ
ばいいだろうと思うと、「いや、こりゃスズキじゃろうが」と、やっぱり指摘されるの
で、シーバスアングラーだった当時の私は、面倒な環境だな~と思っていました。
「シーバス」で統一されれば平和です。横文字は何かシャクですが。
船が係留されている辺りは、底に大きな石があり、そしてケヤリムシの仲間っぽい生物が?
岸壁に沢山のタイヤが吊り下げてある辺りは、岸壁が古いのか、ケーソンの下部が
浮いて、洞穴のようになっている箇所が何か所かあります。ケーソンとケーソンの
境目が大きく開いている様に見える所もあります。魚の棲みかになって良いかもしれ
ませんが、強度的に大丈夫なんでしょうか?
↑ 右上に見えるのがケーソンの下部です。もっと大きく開いている所があります。
↑ カメラがやや左に傾いているので、左上に暗く映っているのが空洞部です。
映像では明確に分かりませんが、1m位、開いている様に見える所もあります。
そして、この付近の砂底に、突き刺さる様に立っているのは・・・・
ケヤリムシの仲間だと、嬉しいのですが、果たして・・・・
棒状のゴミの可能性もあると思いながら、映像を確認していると、何とこれ・・・・
カメラを上下させた際に、先端部が動きました。(引っ込みました)
ケヤリムシの仲間かは分かりませんが、生物です。
この海域に、こういう生物がいると思うと、何か嬉しいです。
工業地帯の海も、侮れません。 チヌもそう言っているに違いないです。
この海域の事を、もっと知りたくなってきました。
今度は、夜の海を見ます。