水島じじの自然ぼっけー

釣り、山歩き、野鳥撮影を楽しんできました。定年後、もっと色んな自然パワーを頂く為の、お散歩記録です。

水島港の海中散歩 (二歩目)

水島港の西岸壁、釣り人が多い海中には色んなモノが・・・・

二歩目の調査区域

                    ここです👆

 

拡大👇

ボラード(船を係留する杭)4~5~6の間です。上図「SG201」の台船は、係留する位置が図と少し違う場合があります。

この日は寒い日でしたが好天で、岸壁からでもアミの密な群れが見え、時折、50cm級位の複数のハネが、ヒラを打って何かを捕食する様な行動が何度か見られました。また、1~Aの所で釣り人が、ルアーで見事に何か釣り上げていました。

 

ボラード4~5で色んなモノが

ボラード4の付近は砂泥底と多少の礫

そして、そこから北へ1m位の所で。少ないですが石もあります。バッテリー式ドライバー(?) もあります。

北へ2m位の所に大型のタイヤ。その上にナマコが。

北へ3m位の所、壁際に立つ大型タイヤ。それに付着して生きている生物。

北に4m位の所。砂礫底という感じですが、布とワイヤーみたいな物が埋まっています。

北へ6m位の所。別の布とワイヤーみたいな物。

その布の部分にカメラが近付いたら、布の中に魚らしき姿が。

ワイヤーと布は、いったい何なんだろうと思いますが、生き物は何でも利用して逞しくいきるんですね。

北へ8m位の所。カメラが何度か引っ掛かりながら、映ったモノは・・・ 壁に寄りかかるタイヤ1本、少し空間を開けて立つタイヤ2本。そして、その隙間にウミサボテンの姿。

何かドラマチックな空間に見えます。手前の砂の穴はウミサボテンに関係あるのでしょうか・・・・? 壁に付着した生物もいます。

北へ9m位の所。砂からパラソルの柄みたいなモノが生えています。

ウミサボテンは、砂の中を移動して生えたり、引っ込んだりするらしく、その途中の姿が蕨みたいに見える場合もある様なのですが、これは「青い」し・・・・パラソルですかね。もしそうなら器用に刺さるものです。

ボラード5~6は砂泥底

この区域は全体的に、こういう砂泥底に、何かの生物(ゴカイの様なもの?分かりません)、砂を掘り返した様な大きめの穴(黒い泥が表面に出ている)が見えます。

ボラード5から北へ2m位の所。画像の左下にウミサボテンらしき姿。その向こうに黒い何か(?) も見えます。

北へ10m位の所(ボラード6の少し南)に、何かあります。金属の棒みたいな感じがします。岸壁から3m前後、離れた位置です。

北へ11m位の所で、画像の左下に魚が映りました。底でじっとしている雰囲気もします。チヌ? ちょっと分かり難いです。

余談ですが、画像の左下に出ている年月日の表示は、バッテリーを交換する度にリセットされて、こうなってしまうので、放ったらかしています。お安いカメラなのでご了承ください。

最近、どんどん海中の透明度が増しています。今後、何が映るでしょうか。

水島港の海中散歩 (一歩目)

散歩の一歩目は 西岸壁 釣り人が多い区域です

最高気温6℃ 本格的な冬の一日。釣り人が絶えず、撮影ができない区域でも、今日は独占できるだろうと思って現地到着。やっぱり誰もいな・・・・ いや、おられました。釣り人を舐めてはいけません。空いたところで撮影を決行。調査場所は下図の通り。

                       ここです👆

拡大すると👇

港の出入り口の正面付近。一番、常連の釣り人が多い所です。上図に1~16まで番号を書いています。●印は、船を係留する杭(ボラード)です。これを撮影ポイントの目印にします。砂山との境目のボラードをNO,1としています。図のボラードは●の大きさ、形を、現場に合わせて変えて記載しています。それでは海中の画像です。

 

ほぼ毎日、巻き餌などが入っている場所です。さて、海中の状況は?

ボラード1~2の間は、上図の様に、特に変わったモノが映らず、砂泥底という感じでした。

尚、カメラは糸でぶら下げて撮影するので、揺れや回転があります。結果的に映った方向を見る事しかできません。一応、同じ区域を2度撮影して納得する事にしています。

ボラード2~3の間も、基本的には上図の様に砂泥底です。ただ、ボラード2の北5m位の所に何か映りました。何か分かりません。↓

カメラの下に30cmの糸でオモリを下げ、着底させた状態で糸を張って撮影しています。カメラとほぼ同じ高さに見えるので、高さ30cm程度の何かという事になります。

最後にボラード3~4です。

ここも基本的には砂泥底です。が、

ボラード3から北に1mの所、布ゴミ(↑)でしょうか。

フグ(↑)は何時でも餌を待っています。

ボラード3から北に5m位の所。横たわるタイヤと、その中の何か。何でしょうか? 尚、タイヤは船を着岸させる時のクッションとして使用されている物が落下したのでしょう。

ボラード3から北に5m位の所。棒状の何かが映りました。ゴミなのか生物なのか、分かりません。ゴミにしては奇跡的な刺さり方だな~と思います。

ボラード3から北へ6m位の所。素人の目では「ウミサボテン」の様に見えます。近付いた画像をもう一枚。↓

う~ん、ウミサボテンに見えて仕方ありません。水島港で、思いもかけない生物が映ると、何だか有難い様な気がします。

寒いとカメラのバッテリーが、すぐにゼロになります。じじいの体力といい勝負でした。

水島港の海中散歩(計画)

倉敷市水島港の海中撮影を始めました

綺麗だとか、魚が美味しいとか、そんな事を言う人は・・・まずいない水島港。

工業排水を流せて、物流の拠点であれば、それで良いだけの海? なのかもですが。

メバル、チヌや鱸の他にも、大ヒラメ、ブリが釣れてしまうという可笑しな事実。

釣り好きの私の家から近いこの海を、暫くの間、観察する事にしました。

 

<水島港の見取り図>

現地をスケッチしました。

撮影ポイントが何処なのか、岸壁に設置されたボラード(船を係留する杭をボラードと呼ぶらしいです)を目安にします。図には、ボラードにNo,を記載しました。実際のボラードにはNo,が無いので、数えるしかありませんが。ただ、形と大きさが違うものがあるので、それも目印になります。

既に3回、撮影して画像を整理中です。好天で、船の作業や釣りの邪魔にならない様に進めるので、春までに全体が終わるのかな~? どうかな~? と思っています。

 

水島港で警官が捕り物?猪? 私はカワセミとご対面(海なのに?)

水島港を歩いていると面白い出会いだらけ

地元の釣り人から話を伺うと「え?」 と驚く内容。対岸では警官による捕り物が始まるし、私の目の前の岸壁に何故かカワセミが止まる。もう、どうなっているのか・・・。

 

対岸の人だかり・・・・その先頭にはサスマタの様なものを構えた複数の警官が

何気なく対岸を見ると、何やらただならぬ雰囲気。目を凝らすと、10人くらいだろうか、人だかりができていて、その中心に複数の制服の警官。サスマタの様なものを構えている。誰かが暴れているのか? 岸壁際に追い詰められた犯人が、何故、この様なことになったのかを、長々と喋っているのだろうか? そんな人影は見えない。てことは相手は海の上か? 老眼の目を更に凝らすと、岸壁から10数m離れた海上に何か黒っぽいものが浮いている。いや波しぶきが上がって・・・これは恐らく何かが泳いでいる。

まてよ、あの姿は前に見たことがある・・・・ そうだ、大室港で釣りをしていた私の前を泳いで横切った、あの獣。そう、猪では? 色と泳ぎ方が似ている。なるほど、それでサスマタか。ただ、猪の突進にサスマタで立ち向かうのは、いくら鍛えている警官でも・・・・。 獣の野生を甘く見ない方が良い。

そのうち、緊迫した雰囲気が消えていった。猪が泳いで行った様だ。多分、別の場所へ上陸するのだろう。さて私は、湾奥を見て歩いた。すると、捕り物が行われた100mほど先に、船を係留する階段状の所があった。もしかすると、ここを猪が目指していたのか? 見つからなければ、ここで上陸した猪が住宅地で暴れていたかもしれない。

でも、どこか他の所に上陸しているのではないか?

 

湾奥の岸壁にカワセミが来た

捕り物を楽しんだ私が岸壁を歩いていると、「チチー」と懐かしい鳴き声。 まさかと思っている私の10mほど先の岸壁に、何とカワセミが止まった。この湾には川は繋がっていない。近くに池もない。なのにカワセミ。しばらく見ていると飛び立って、海上保安庁の桟橋へ止まった。その後、鳴き声と共にどこかへ行ってしまった。何故、ここに現れたのか分からないが、良いプレゼントだった。

渓流の宝石ならぬ、岸壁の宝石だった  ひょこひょこと首を上げ下げする得意の動き

ゴープロしか持参していなかったので、この画像が精いっぱい。

 

地元の釣り人の驚くべき証言

しょっちゅう歩いているので、顔なじみの釣り人もできた。話を聞いて驚いた。

今年は、なんと湾奥でブリが釣れたのだが(現に釣り上げたらしい)、カンパチも来たと。「へぇ~、そんなのも釣れるんですね」と驚くと、その人曰く「去年は、湾奥の旧フェリー乗り場近くの所まで、スナメリが入ってきたし、ワシが釣り糸を垂れていると、目の前をシイラが泳いで行った。これにはびっくりした。」とのこと。

ちょっと話に尾ひれが付いてないかと疑いたくはなるが、水島港に入ってきた船にクジラが引っかかったという驚きのニュースも現にあった。俄然、この湾の自然に興味が湧いてきた。

ヌートリアの沢登り?

ヌートリアって沢登りする?

車で里山を上り、池の横を通りかかった時、道端にヌートリアが。かなり離れた大きめの河川では何度もヌートリアを見てきたが、河川から離れて支流の支流の小川、更に水が殆ど流れない小さな溝を登ってこないと、ここには辿り着けないはず。ヌートリアには沢登りの趣味が?

落ち葉の中で何かを探しているのか? かと思えば空中で臭いを嗅ぐ?

 くんくん

思い出した様に何かを探す?

 ごそごそ

そして 嗅ぐ?

 くんくん

これを延々と繰り返すので、車を近付けたところ、藪の中へ潜って池へ向かった。こんな所まで登って来るのは、それだけ生息している数が多いという事か? 確かに目撃する事が多いが・・・・・・。

 

最近の鳥たち

ここのところ毎回、カケスが来る。

 辛うじて姿を捕らえた(偶然)

 

そして、また、ソウシチョウの声が多くなった。どうやら移動している様だ。他に、メジロヤマガラヒヨドリ、の声。

 

アカトンボ

ネットで確認すると、何種類ものトンボ(代表:アキアカネ)の、♂が大人になって赤くなったのが、アカトンボとの説明があった。「秋だな~」と感じる色だ。

急にヤッケが無いと寒さを感じる様になった。それと、私の近くで藪の中を歩く音がしているが、猪だろう。向こうも分かっているはずだ。この距離感は大丈夫。風邪とスズメバチには注意が必要。

 

急な秋に体が置いてけぼり

寝冷えで鼻声も腹肥ゆる秋

夜の気温が急に下がり、窓全開で寝た私は何やら体調が・・・・。体温を上げてニンニク攻めしたところ、1日で回復。過ごしやすい秋が無いのだから、私の腹が肥ゆる事はないだろうと思いきや、それは、しっかりとある。なんで? 自然界はどうなっているのか、里山へ。

 

田んぼのあぜ道には、ヒガンバナが見事に咲いている

 

秋だな~と思える風景。

 

栗が沢山、道路に落ちている

既に開いて美味しそうな実が・・・・。猪も喜ぶことだろう。今年は栗ご飯をしたくなった。皮を綺麗に取りきらずに少しだけ残したまま炊いて、若干の色がつく感じが私の好み。微妙な味が分かる舌は持ち合わせていないので見て満足。

 

アケビも見事に開いている

綺麗に開いているけど、まだ、鳥などに食べられていない実があった。美味しそう。

でも、届かない。

 

鳥の声がとても少ない

ついこの前まで、沢山の囀りが聞こえたが、聞こえなくて「え?」と思う程に静か。まず、あの喧しかったソウシチョウの声が全然。ソウシチョウって渡るのかな? 迷鳥とか籠抜け鳥とかで繁殖中と本では読んだけど・・・。今日だけなのかな。

やたらと声が聞こえるのは「ギャーギャー」としゃがれた声。やっぱり急な気温低下で喉をやられた鳥たちか。ではなくて、カケス。普段、殆ど声を聴かないのだけれど、移動とか、季節的なものなのかな。他には、鳥の声が殆ど聞こえない。私の耳の不調もありうるので、また次に来た時に検証しよう。

 

虫の変化

トンボが減った。いつも車を停めて観察する所を、オニヤンマが常時パトロールしていたが、いなくなった。他のトンボも減った。

カマキリを多く見た。何かの虫をガッチリと捕まえてかぶりつきながら、顔だけはこちらを見ていた。もしもカマキリが巨大化したら・・・・怖い。

それにしても、今年はスズメバチがとても多い。車の周りを飛んで、中に迄入ってきそうな勢い。攻撃態勢という感じではないので、巣が近いとかではなく、今年は数が多いのであちこちからの偵察隊が来る回数自体が多いのだろう。

という訳で、人間界では何の予告も無く突然に秋が来た感じであるが、自然界の生き物は、それなりに対応している様にも見えた。

水島港の白いボラと孤独な老人の秋

倉敷市の水島港で散歩して話をする毎日

水島港といっても広い。海上保安庁の庁舎がある水島湾の奥で、良く見る顔の釣り人たち。「今日は釣れますか」「全然ダメじゃぁ」と話をして海を見て歩く。一回りしたら、玉島方面へ移動して(こちらも水島港という名称)、良く見る顔の人たちに声を掛ける。

 

老人の孤独

定年退職後、大家族と同居しているとか、何かのサークルに属しているとか、そんな事でもないと何が起こるか・・・・? 女房以外の誰とも言葉を交わす事なく一日が終わる。そんな毎日。現役時代は、話したくない人とも話さなければいけないし、業務の効率とか何とかで、無駄口は叩かないというのが多くの人の感覚だろう。隠居の身になると、将来の出世した姿はボケ老人だ。ただ、私と女房の場合、一人っ子なので、孤独には慣れているというか、一人が普通なので孤独感というものは無い。考えてみれば、そこは助かっているのかな?と。海で出会う人に声を掛けると、誰もが愛想よく話をして下さるので、それは、そんな理由があるからかもしれない。皆さん、ご機嫌で大切な釣りのマル秘情報を提供して下さる。

 

保安庁の庁舎前で白いボラ

停泊している船の陰に、白い魚影を見つけた。1匹で隠れている(?)のか、とにかく上から覗き込んでも、じっとしていた。きちんと撮影しようとタモを近付けると、元気よく泳いで逃げた。皮膚の病気とかでなく、全体が綺麗に白かった。アルビノの個体は捕食者に狙われやすいというから、影に隠れていたのか? にしても、大きさが40cm位あったので、シーバスの捕食対象ではない様に思うが。今年、同湾内で釣れたというブリにとっても大きそうだ。後は、玉島湾で目撃例があると聞くスナメリなら捕食対象かもしれないが、これはあくまで釣り人の話だ。

曇り空と強い風で綺麗に写らず残念

 

玉島方面に行くとイソヒヨドリが出迎え

望遠レンズを付けた一眼レフを抱えて、鳥の撮影をしていた頃は、結構、逃げられる鳥だった印象がある。最近は、岸壁を散歩したり釣り歩いたりするだけである。そうすると、意外とすぐ近くを低空飛行で飛んで、数m先に止まってくれたりする。こちらの意図が分かって行動してるんじゃないかと思ったりする。

岸壁を歩いていると高らかに囀ってくれる

 

唯一の秋の気配「けっけ」

釣り人によると、まだまだ餌取りが活発で水温が高いらしい。そんな海に唯一の秋の気配が見えた。「けっけ」の群れがキラキラと綺麗だったので撮影。目で見た印象の様に綺麗に撮れないので、タモですくって観察用の水槽で撮影しようと道具を購入した。いざ、タモを海中に突っ込むと、沢山いた魚たちは一瞬で消えてしまう。当たりマエダのクラッカーだなと、やっと分かった。釣るしかないが、まだ数cmなので無理だ。

「けっけ」=ヒイラギ 岡山では「けっけ」と呼ぶんですね。この魚は、釣り上げて持つと「ケッケ、ケッケッケ」と鳴く様に聞こえるからケッケというんだと、昔、先輩が鳴き真似しながら教えてくれた。私が実際に魚の声(音)を聞いても「ケッケ」とはかけ離れた音だと思ったので、無理やり「ケッケッケ」と真似する先輩の様が、おかしくて笑いが止まらなかった。他に「グチ」という魚は「グッグッ」と鳴くからだそうだが、この声が愚痴に聞こえるという感覚が面白い。これらを録音してライブラリーを作ったら面白いかな。そうすれば、孤独な老人の話し相手ができるかも?