水島じじの自然ぼっけー

釣り、山歩き、野鳥撮影を楽しんできました。定年後、もっと色んな自然パワーを頂く為の、お散歩記録です。

数年振りに岡山・鳥取県境の毛無山を目指すも通行不可

昔、クマタカイヌワシを撮影したポイントへ向かう山道

大雨の影響は有るだろうと思いましたが、遠出のついでがあったので行ってみました。鳥取県江府町から、俣野ダム沿いの道を上がると、毛無山の登山道入り口の案内が。山へ上がる道は道路工事中で、数か所の片側交互通行。全てに自動検知の信号あり感心しつつ、そして一般道から登山道入り口へ向かう道へ。

すると道が倒木で塞がれていました。やはり大雨の影響は大きそう。この先も何があるか分からないので断念しました。

周辺でチョウを見つけたので撮影。

 カラスアゲハ(と思います)

 毛無山での収穫はこれだけ。

撮影中、小鳥の群れが通り過ぎました。すぐ近くにヤマガラが来たので、ビデオカメラを向けたのですが。水を吸うチョウの様に撮れてくれませんでした。

 

毛無山の思い出

毛無山の鳥取県側の登山道入り口には、広い草原のスペースがあり、大山を望む側の斜面に展望台が設けてありました。

 今も変わらないのかな?

そばに駐車できるし、眺望は良いし、クマタカも見れるし、良い所でした。

クマタカは上空を飛ぶ時もあれば、展望台の横とか、少し下とかの時もあって、「シューッ」と滑空する姿を色んな角度で見る事ができました。必ず見れる訳ではありませんが。手元に残っている写真を少し。 

 ↑ やや下を飛んできたので手摺に乗ってカメラ手持ち撮影、一瞬、目が合った。

   クマタカと一緒に地上を見下ろす様な感じがして満足。

 ↑ 私の横あたりを飛んできたクマタカをファインダーで追う。高度が近いと、一緒に飛んでいる様な気になる。

  ↑ 毛無山と大山を行き来していたクマタカ(バックは米子市日本海

  ↓ ゲストで登場のイヌワシ。毛無山の西の山の上空を舞うところを目撃してフォロー、私の頭上を通過すると、東側の山へ、そして三平山へと飛んで、見えなくなった。大山を拠点に広く回っているんでしょうか。(曇り空だったのが残念)

 ↓ 山が連なる東の方向から流れてくる雲が、展望台の近くで上へと沸き上がり、消えていく様子。写真の左端あたりで米子市方面から来る気流とぶつかって、上昇気流が出来ている様に見えました。クマタカが、よくこの辺りで旋回して高度を上げていたので、そういう事なのかな、と。 高度を上げてから大山までひとっ飛びでした。

大山方面に到達すると、下からクマタカっぽい鳥が上昇して、共にゆっくりと旋回して、別れて消えました。クマタカは他のクマタカが接近しても、敵対行動をあまり取らないみたいな事を本で読んだ事があるので、「お邪魔しまっす」「う~っす」って感じなのかなと勝手に推測しました。

展望台の周辺では、ゴソゴソ、ドテッ、という音が頻繁に聞こえました。犯人が近くの木に登った時に撮影しましたが、すばしっこくて失敗。

 リス(じっとしてない)

 ↓ 展望台の横の木には、早朝にクマタカホトトギスが止まる事がありました。

 ホトトギス


熊には本当に注意

毛無山の山頂でカメラをセットして数時間、クマタカを待っていた時、斜面の背丈ほどあるクマザサの中で、急にドッサドッサと何かが動き回り始めたので、やばいと思って大急ぎで撮影機材を抱えて下山した事があります。

あの重量感ある音は熊しかないと頭では理解しつつも、何だったんだろうな~と、ごまかしてきました。その話を伝えていた知人が登山を始め、昨年、全く同じ状況に出くわしたとの事。そしてクマザサの中から出てきたのは、やっぱり熊だったそうです。奥さんと登山中だった彼は、後ろが崖だったので、クマ除けスプレーを握って身構えたそうですが、熊は再びクマザサの中に身を隠し、ドッサドッサと離れて行ったそうです。熊との距離が5m(本人談)だったそうで、本当に危機一髪です。

その話を聞いて、あ~、あれはやっぱり熊なのか。その状況って、これ迄3回は経験したけど自分で分かってないだけで、危険と隣り合わせだったんだな~と、今更ながら理解が不足していたと思いました。

色んな事がありつつも、随分と通った楽しい場所でした。もう何年も経ってしまったので、また行ってみたい所です。