ウミサボテンの撮影にトライしました
水島港全体の海中散歩をした時、偶然、数体のウミサボテンが映り込みました。
よく分からないけど、面白い生物だなと記憶に残ったので、狙って撮影してみました。
ウミサボテンについて調べたのですが
元々「コジキノサオ」等という名前があったらしいのですが、学者さんが昭和天皇に説明 (?) する際に、宜しくないとの事で改名したそうです。
昼間は、5cm位に縮こまって砂泥の中に潜み、夜になるとムクムクと水中に伸びてきて、50cm位になるらしいです。体全体からポリプという触手みたいなものが出て、ユラユラしながら水中を浮遊する有機物を食べるそうです。
水中に伸びる速さが、夏は10分で8cmだけど、冬は10分で1cm以下だとか・・・・・
説明を読むと、まっすぐ立つ姿って、かなり珍しいのではないかと思えます。
海中撮影で映った姿は、全くの偶然だったのか?
以前の海中散歩で、ポイントは把握しています。果たして立ち姿が映るのか?
ここに、カメラを沈めてみます。 👆
あ もじゃもじゃ頭が・・・・ その向こうにナマコの姿も。
なんと、今日も、ちゃんと立っています。しかも、1mほど離れて2体が。
調べた限り、夜行性みたいな説明ばかりでしたが、ここの環境は特別なんでしょうか? 浮遊物が多くて薄暗いから? 1日中立ちっぱなし? 交代制?
それとも、映っているのは変わり者で、大多数は夜に出てくるのでしょうか。そうすると、夜の海底はウミサボテンの森ですか?
アップで撮影。棒状の体のお肌の雰囲気が少し分かる様な・・・。
次は、どアップ。(ピンボケ)
にょろっと出た細い触手みたいなのがポリプと言う部分だと思います。
泥の中で踏ん張る基礎部分~棒の中~ポリプへとつながる管に水を通す事で、棒状の体を伸ばしているとの事です。
この面白い生き物は、水島港の海中を沢山浮遊している有機物を食べて、綺麗にしてくれているんでしょう。
情報不足ながら、生存の危機にあるのは確かな種なのだそうで、それが水島港内で生きているというのは、何か不思議な感じもします。
時々、今日もウミサボテンが立っているか、カメラを沈めて確認したいと思います。