水島じじの自然ぼっけー

釣り、山歩き、野鳥撮影を楽しんできました。定年後、もっと色んな自然パワーを頂く為の、お散歩記録です。

亀島山の散歩 (桜吹雪とチョウゲンボウ)

4月12日、亀島山を散歩。

ようやく桜の花のピークが過ぎ、駐車場に空きができました。散った桜の花びらで白く彩られた遊歩道を通って頂上へと歩きました。この日は風が強かったので、まさに桜吹雪の中の散歩でした。お花見の方を避けたところで撮影。

途中の公園にて。

土手には桜の花と色んな草花が・・・・。

そして山頂の広場にも。

展望台の前にはポピーなどの花が沢山、咲いていました。それを目当てに数種類のチョウが飛び回っていました。しかし、テリトリーから追い出そうとクマンバチから追われるので、とても慌ただしい光景でした。

キアゲハでしょうか。

ツマグロヒョウモン・・・・でしょうか?

こうして穏やかなひと時を過ごしていたのですが、そこへ、ハト位の大きさの猛禽が2羽現れました。撮影できたのは1羽の方だけ。

獲物を探している感じでした。第一印象、チョウゲンボウだと思いましたが・・・・これだけ暑くなった中で、チョウゲンボウ・・・・? とすっきりしませんでした。でも、帰宅して画像を見ると、やっぱりチョウゲンボウですね。小型ビデオカメラで何とか追い付けた写真です。これは多分、メスです。

山の中腹を睨みながらホバリング。何か見つけた様です。

反転、急降下。チョウゲンボウが、よくやるやつです。

少しして、下の方の木の影を飛ぶ姿が見えました。狩りは失敗だったようです。この後も、何度か山の周りを飛ぶ姿を見ました。こんな所で夏を越すつもりなのか分かりませんが、もしそうなら、山の散歩の楽しみが増えます。

ここにはハヤブサも来ます。実は、それを狙ってビデオカメラを持参したのですが、ハヤブサは来てくれませんでした。まあ、遊び相手が増えたので、またビデオカメラを持って散歩しに来ます。

今年も暑いんでしょうね。暑さ対策のグッズを揃えて通います。

水島港の海中散歩 (生物いろいろ)

機材更新により「海中散歩」感が少しアップ

カメラ更新の他に、水中ライト導入、それらを固定する金具を導入しました。これで、カメラをゆっくりと前進させて、水中撮影っぽい映像を撮れる様になりました。

しかしまだ、カメラが揺れたり、後ろを向いてしまったりする事があるので、全体のバランスとか重心の位置など、ベストなフォームを模索中です。

とは言え、安定して前進する映像が増えるほど、海中の自然な映像を見る事ができるものだと実感します。現段階で映った生物いろいろです。

 

岸壁の生物

4月現在、岸壁に沢山の海藻があるので、カメラを下げる糸が海藻に絡まってしまい、岸壁際の撮影が困難です。そんな中で、たまたま映った生物です。

岸壁を1mほど登った所にいるマナマコです。何故かよくこの部分に上っているのが映ります。

こちらはイトマキヒトデの青色が強い個体です。今のところ港内で見るヒトデは、この種ばかりです。ヒトデはキーストーン種と呼ばれる、岸壁の生態系のバランスを保つのに重要な生き物らしいです。釣れてくると蹴とばす人が多いと思いますが。

また、ヒトデが持つサポニンという物質が、害虫や害獣の忌避剤として有効らしく、製品化されたものがある様ですね。一度、試してみたい気がします。

ケヤリムシの仲間だと思うのですが・・・。触手を広げると花が咲いている様です。カメラが近付くと、管の中に触手をシュッと仕舞い込みます。

チヌが様子を見に来ました。「ようやく姿を見る事が増えてきました」と、港内の釣り人に伝えましたが「アタリが一つもない」そうです。確かに、岸壁際のカメラから釣り人のウキは遠く離れていましたが・・・・。釣りの海中撮影もいつかやってみたいです。

白い、フニャフニャの長いモノが、その一端を岸壁にくっつけた状態で、海中でにょろんにょろんと踊るように動いていました。「何じゃこりゃー」という感じです。

岸壁に付着する白いイソギンチャクが映りました。種類は分かりません。潮に揺られる姿は優雅です。

 

海底の生物

水島港内の海中散歩で、多くのナマコが映りました。露出などの問題で色が明確にできませんでしたが、新機材で何とか分かる様になりました。

マナマコの黒い個体。(赤、青、黒という種類はあっても色は個体差が大きいらしいので、どの種かは置いておきます)

砂泥底に、ナマコの糞があって、イトマキヒトデと、ハゼがいるという普通の光景。

ナマコが大量の糞をしているという、港内の日常風景が明らかになりました。

(注:ナマコの糞は綺麗な砂です)

その糞(綺麗な砂)を、ナマコがまた食べようとする港内の日常風景。

徹底的に綺麗にお願いします。

石の脇をカメラが進んでいると、石の下からニョキッと「ハサミ」が出てきました。この辺りにカニ釣りの人が来ます。こういう所を狙う必要があります。

ラストはお馴染みのウミサボテン。市の環境政策課の方から、岡山県RDBレッドデータブック)に掲載されている種だと伺いました。港内には少なくない(多くもない?)数のウミサボテンが生息している様です。

水島工業地帯を経て一番奥にある港ですが、死の海などではなく、色んな生物がいる様です。今後も海中散歩を続けていこうと思います。

水島港の海中散歩 (もうすぐ春の海中)

海中撮影は調整中

カメラをナガオカの製品に更新して画面が明るくなりました。全体が明る~い緑で、画像補正しても色が出ません。そもそも海中では赤系の光が吸収されるので、それなりの対応にトライしているところです。調整中に映った絵(未完成)を掲載します。

 

春の水島港の画像いろいろ

砂泥底の一角に広がる藻(だと思うのですが)。何の種類か分かりませんが、いっぱい生えてくるのは有難い感じがします。

岸壁の海藻は、こちら。良い出汁が出そうです。

上層は光が多いので、色が出ています。海底では常連のナマコが映りました。色補正をかけまくったせいかもしれませんが、マナマコの黒に見えます。

これまで沢山のイトマキヒトデが映りました。殆どは青っぽい体に赤っぽい模様ですが、これは体が赤っぽいものです。画像が悪いですが。

イソギンチャクも映りました。上層のケーソンの隙間にいます。種類は分かりませんが、水島港にイソギンチャクがいるとは思っていなかったので、海中散歩で驚いたことの1つです。

海底を進んでいると、大きなタコの様に見えるものの死骸が。足にナマコみたいなものが齧りついている様にも見えます。ナマコだとすると、タコは結構大きそうです。

港内の砂泥底に沢山の穴が開いています。犯人の1人(1匹)はハゼだろうと思っていましたが、決定的証拠を押さえました。近付くカメラを警戒して穴に飛び込む姿です。

この様に、穴に飛び込むハゼの姿が何匹も映りました。沢山いるな~という印象です。そこそこ大きいハゼも映るので、夏に生まれて越冬したタイプかもしれません。今年は50数年振りにハゼ釣りをしてみたくなりました。

ラストは残念な画像。これまで映っていなかったので、最近になって投棄されたものと思われます。2枚の画像をつないでいます。

画像を見ただけで心が痛みます。

お口直しに1枚を追加します。チヌが2匹、続けて映りました。うち1匹の画像です。これから魚の姿も増えてくるでしょう。

春も相変わらず、海中散歩の予定です。

水島港の鳥を探して岸壁散歩

水中用カメラの更新に四苦八苦

MUSONのカメラを使用してきましたが、バッテリーが10分ももたなくなり、カメラを更新することにしました。

C製カメラは、ネット購入者のレビューを見ると・・・・(記載は控えますが)・・・・ネットで購入するのは気が進みません。エディオンには安価な製品が無く、ヤマダ電機にナガオカの在庫が有ったので購入 → 電源が入らず。バッテリーが膨らんでいました。店舗で説明すると「申し訳ありません」と新品と交換してくれました。2個目はOK。

古いカメラと比較にならないほど画面が明るく、30分の撮影でもバッテリーは半分と問題なし。ですが、露出オーバーで色飛び気味。露出を調整できるみたいなので調整していく必要あり。暫く、海中散歩はお休みです。

 

水島港の鳥でも見て岸壁散歩

以前から水島港には、イソヒヨドリがいます。保安庁の屋上あたりに止まって高らかに囀ると、岸壁に響き渡ります。しかし、動きが忍者の様でなかなか姿をまじまじと眺める機会は少ないと思います。写真はオスです。メスは茶色のまだら模様で地味です。

イソヒヨドリと言うくらいなので、元々は磯にいたのでしょうが、近年は、川沿いのビルとか、山の中のダムとかにもいて、水と切り立った壁とかが好きな様です。(個人的感想です)

海上を優雅に泳ぐ水鳥がいつも3羽います。もうすぐ渡って行くのか、この夏をここら辺で過ごすつもりなのか、今のところ分かりません。今なら見れます。

スズガモ♂  顔は黒いですが光が当たると緑色が浮かび上がります。

ホシハジロ♂(上)  目が赤い。      ♀(下) 地味な色合い。

雨が多いですが、晴れた日の岸壁散歩は気持ちいいです。釣り人によると、まだ何も釣れない様ですが、散歩でビタミンDを頂いて免疫を上げるのもいいですよ。

水島港の海中散歩 (ナマコの糞だらけ)

水島港内のナマコ、意外と多そう

水島港内をくるりと海中散歩した際、17匹のナマコが映りました。今回はナマコを狙って撮影してみようと思います。と言っても、海底にカメラを沈めて運よく映る事を願うだけです。

 

ナマコの種類について調べると

これまで映ったナマコは「マナマコ」の様です。更に、

外洋性で岩礁帯を好む「アカ」、内湾の砂泥地に生息する「アオ」と「クロ」に分けられるとの事。

私が撮影したナマコたちは、殆どが砂泥底に転がって、茶色っぽい姿だったという印象なので、上記の説明とは合わない気がして、スッキリしません。(?)

 

ナマコの「ウン〇」に興味

ナマコは、口の周りにある幾つかの触手みたいなもので、砂泥を口へ放り込み、砂泥中の有機物を食べるそうです。

そして、パカーッと大きく開いた肛門から、長~いソーセージみたいな「ウン〇」を、水流と共にダイナミックに排出する様です。その様子を紹介された動画を拝見しましたが、けっこうなインパクトでした。

排泄物の「ウン〇」は綺麗になった砂なのだそうです。見た目が間違いなく「ウン〇」である点は置いといて、まあ、有難いことです。この様なことで、ナマコの姿と糞を撮影したいと思った訳です。

 

マナマコ、映りました

それでは画像です。願えば、過去最高のアップ画像が撮れるものです。マナマコの「アカ」と、その糞。

お次は、有難い糞をクローズアップ。糞の畑です。

お次は、糞らしきものの上にハゼ。

それでは、冬に撮影したものから。ナマコと糞のかたまり。

タイヤ(?) に乗るマナマコの「アカ」

次は「今まさに」のナマコ。少し細い方がお尻、にょろっと出始めたところの様です。(綺麗な砂です)

最後に、壁際のナマコと、足の踏み場もない糞。

壁をクライミング中のナマコが映った事があります。生態をよく理解してないので、滑稽に感じたりします。

撮影は岸壁際1~2mです。ナマコは成長すると沖へ移動するという説明がありました。沖の方には、沢山のナマコが生息しているかもしれないと、期待してしまいます。そして、沢山の「ウン〇」も。

今回は、「ナマコ」と「糞」を撮る散歩でした。また面白い絵を求めて散歩します。

水島港の海中散歩 (お昼のウミサボテン)

ウミサボテンの撮影にトライしました

水島港全体の海中散歩をした時、偶然、数体のウミサボテンが映り込みました。

よく分からないけど、面白い生物だなと記憶に残ったので、狙って撮影してみました。

 

ウミサボテンについて調べたのですが

元々「コジキノサオ」等という名前があったらしいのですが、学者さんが昭和天皇に説明 (?) する際に、宜しくないとの事で改名したそうです。

昼間は、5cm位に縮こまって砂泥の中に潜み、夜になるとムクムクと水中に伸びてきて、50cm位になるらしいです。体全体からポリプという触手みたいなものが出て、ユラユラしながら水中を浮遊する有機物を食べるそうです。

水中に伸びる速さが、夏は10分で8cmだけど、冬は10分で1cm以下だとか・・・・・

説明を読むと、まっすぐ立つ姿って、かなり珍しいのではないかと思えます。

 

海中撮影で映った姿は、全くの偶然だったのか?

以前の海中散歩で、ポイントは把握しています。果たして立ち姿が映るのか?

             ここに、カメラを沈めてみます。 👆

 

あ もじゃもじゃ頭が・・・・   その向こうにナマコの姿も。

なんと、今日も、ちゃんと立っています。しかも、1mほど離れて2体が。

調べた限り、夜行性みたいな説明ばかりでしたが、ここの環境は特別なんでしょうか? 浮遊物が多くて薄暗いから? 1日中立ちっぱなし? 交代制?

それとも、映っているのは変わり者で、大多数は夜に出てくるのでしょうか。そうすると、夜の海底はウミサボテンの森ですか?

アップで撮影。棒状の体のお肌の雰囲気が少し分かる様な・・・。

次は、どアップ。(ピンボケ)

にょろっと出た細い触手みたいなのがポリプと言う部分だと思います。

泥の中で踏ん張る基礎部分~棒の中~ポリプへとつながる管に水を通す事で、棒状の体を伸ばしているとの事です。

この面白い生き物は、水島港の海中を沢山浮遊している有機物を食べて、綺麗にしてくれているんでしょう。

情報不足ながら、生存の危機にあるのは確かな種なのだそうで、それが水島港内で生きているというのは、何か不思議な感じもします。

時々、今日もウミサボテンが立っているか、カメラを沈めて確認したいと思います。

 

水島港の海中散歩 (まとめ)

水島港の東西、両岸壁の海中散歩で見たもの

海中散歩<1歩目>~<十二歩目>で見た主なシーンを思い返し、水島港マップを作ってみました。港内の状況を大まかに表現したものです。

西岸壁から東岸壁へ、それぞれのマップを掲載します。

後半は、各エリアで何をどれ位見たのかをまとめた表を掲載。それから、最後にお散歩で学んだコツを記載します。

 

ボラードについて

位置を把握する方法として、岸壁全体に設置されている「ボラード」を目印にしています。図のボラードには数字などを書いていますが、実物との整合性はありません。ボラードが多いので、一応、描き分けております。こんな感じで。

 

水島港の海中お散歩マップ

<西岸壁>位置関係は、こんな感じです。

                 こちらからです👆

<西岸壁の南半分>

 

次に<西岸壁の北半分>

 

 

お散歩は <東岸壁>へと移ります。全体的な位置関係は、こんな感じです。

         👇 お散歩エリアをクローズアップ

 

各エリアの散歩記事について

お散歩内容をもう少し詳しく確認したい場合は、各<〇歩目>の散歩記事に写真を数枚ずつ掲載しているので、そちらをどうぞ。各エリアが何歩目にあたるのか、次の図に記載します。

 

 

お散歩で見たもの、どのエリアでどれ位見たのか、を表にしました。

 

海底の生物(痕跡を含む)が多いエリアは、常連さんの釣り人が多いエリアでした。偶然か、撒き餌の影響などがあるのか・・・・分かりません。ただ、釣り具などが沈んでいる状況はほぼ見られず、釣り人の心がけに感心しました。(常連さんが掃除をされているのを見かけます)

晩秋に港内にアミの群れが入りました。今回、それに付いて移動したチヌ、スズキ等を撮影した可能性があります。いつも表のとおり分布しているという訳ではないと思います。(常連の釣り人さんには釈迦に説法でした)

 

瓦礫は、船舶の作業が有る事や、何十年と言う水島港の歴史を考えると、仕方ないのかもしれません。

タイヤに関しては、昔、世界数か国で漁礁として沈めた後、生物が一度入ると出られない「死のトラップ」であるという事、波にもまれる等すると宜しくない成分が流出するという事で、国によっては撤去中であるという記事をネットで見かけます。情報の信ぴょう性に関して私は分かりませんが、とりあえず、港内にタイヤが24本(確認できた数)沈んでいました。各記事に写真を掲載しています。

生物に関しても、瓦礫等に関しても、水島港の現状の一部を知る事ができ、今後の私の長いお散歩ライフの、良いスタートを切る事が出来たと感じています。

 

お散歩のコツを呟く

最後に、お散歩で私が学んだ小さなコツを、再びお散歩する際に必ずや忘れているであろう自分の為に、整理しました。

 

<散歩の時期> 西岸壁:2024年11月末~2024年1月 東岸壁:2024年1月~2月末

 

<散歩の友> 安いC製カメラを20号の糸でぶら下げる。竿は落としタモに使用していた竿+小型両軸リール。

 

<散歩で学んだコツ> C製カメラの露出が素晴らしく、目の前に被写体が無いと眩いだけの映像になってしまう。カメラが少し下を向いて海底が映る様に角度を固定、ハウジング下部に底オモリを付け安定させた。

カメラがゆっくり回転するが、全方位を撮影できると捉えて、糸がピンと張った状態で1か所につき10秒位放置~カメラを1m位持ち上げて移動していく。

非常に残念な事に、このC製カメラのバッテリーは1個につき約15分位しかもたず、予備と交換しても散歩は約30分。かといってGoProを沈める勇気は無いので我慢。

<撮影の条件>水島港の海中には浮遊物がとても多い。暖かい季節、高い潮位、深い所、直射日光が弱い、という条件では緑色の闇の映像になってしまう。

船の停泊や作業が無いタイミングも考え、非常に少ないシャッターチャンスを何とかものにする。また、船の周辺では、一声、挨拶を忘れない。

<映像処理>動画編集ソフトを通して動画をコマ送り再生しながら、使える1コマをスクリーンショットで画像化、深い森の様な画像をいじくりまわして、何とか見られる画像に編集する。編集して初めて生物が映っている事に気付く事があるので、難しい。

 

以上で、今回の水島港の海中散歩を終了します。

新たに、幾つか知りたくなった点もあるので、また散歩を再開すると思います。